こんにちは!夏の暑さに完全にやられているマロンです。最近の夏は酷暑日が多すぎますね!
「どこかエアコンの効いた場所以外で、本当に涼しいところはないの…?」と探していたところ、滋賀県多賀町に「年間を通じて洞内温度が12〜13℃」という、とんでもないスポットを発見しました。
その名も、天然記念物「河内風穴(かわちのかざあな)」。
「山の中にある鍾乳洞なんて、どうせちょっとひんやりするくらいでしょ?」と半信半疑のまま、猛暑日(外気温35℃超え)に現地へ突撃!本当に涼しいのか、それとも寒いのか、リアルな潜入の様子を写真付きで実況レポートします!
受付から風穴へのアプローチ:透明度抜群の清流に癒やされる
車を走らせて山奥へ進み、大自然に囲まれた駐車場に到着。駐車場で500円、受付で入場料(大人500円)を支払います。
ここでさっそく、受付小屋にある面白いものを発見!
なんと、たくさんの芸能人の方々の写真やサインがズラリと飾られていました。


見ると、藤岡弘さん、照英さん、ゆりやんレトリィバァさん、浅越ゴエさん、高橋成美さんなど、そうそうたるメンバーの写真が!
「藤岡弘、さんや照英さんが来ているなんて、これは本物の『冒険スポット』に違いない…!」と、入る前からワクワクが止まらなくなります。
受付を済ませ、いざ風穴の入り口を目指して歩き始めます。入り口までは約10分ほどの山道を歩くのですが、道中には驚くほど透明な「芹川」の清流が流れています。

川の近くを歩くだけで、マイナスイオンたっぷりで少しホッとします。水に触れてみると、驚くほどキンキンに冷たい!水の透明度がこれまで見たことないレベルで驚きました!
「これは風穴への期待が高まる…!」と思いきや、後半は少し急な階段が待ち受けています。

猛暑日ということもあり、ここで少し汗ばんでんできました。「本当に12℃の世界なんてあるの?」と不安がよぎります。行きは左の鉄階段を使いました。(帰りは右の石階段。どちらも同じ感じ)
入り口に到着:エアコン超えの「爆風冷気」に衝撃!

階段を登りきると、ついに岩肌にぽっかりと開いた小さな入り口が見えてきました。
驚いたのは、入り口の手前数メートルの地点です。
「うわっ!何これ!信じられないくらい涼しい!!」(ていうか、寒い!)
入り口に近づいた瞬間、冷蔵庫を開けたときのあるいはそれ以上の強烈な冷風が中からブワッと吹き出してくるんです!
真夏の外気との寒暖差のせいで、入り口付近には白い霧(もや)が立ち込めていて、まさに異世界への入り口。一瞬で汗が引き、肌寒さすら感じます。
洞内潜入:リアル「マインクラフト」の巨大空間!
身をかがめて、高さ1メートルほどの狭い入り口をくぐり抜けます。

頭上に気をつけながら数歩進むと、目の前がパッと開けました。
「広っ!!!そして寒っ!!!」

外のうだるような暑さが完全に嘘になります。体感は「涼しい」を通り越して、ガチで**「寒い」**です。
目の前に広がっているのは、体育館がすっぽり入るほどの大空間。ごつごつした岩肌がライトアップされていて、まるでゲーム『マインクラフト』や冒険映画の世界に迷い込んだかのよう。

手すりを頼りに、濡れて滑りやすいハシゴのような階段を登りながら奥へと進みます。どこを見渡しても非日常感たっぷりで、スリルとワクワクが止まりません!
じっとしていると本当に体が冷え切ってくるので、持ってきた上着が大活躍しました。

【検証結果】本当に涼しかった?行く前の注意点まとめ
実際に潜入してみた結果、「涼しいどころか、30分以上いると寒くて震えるレベル」でした!天然のクーラー、恐るべしです。
これから行く人のために、実際に現地で感じた「ガチの注意点」を4つ置いておきます。
- 上着は絶対に持って行って!
洞内は12℃です。Tシャツ・短パンだと10分で後悔します。薄手のパーカーやカーディガンが必須です。 - 足元は「スニーカー一択」です
洞内は常に水滴で濡れていて、めちゃくちゃ滑ります。サンダルやヒール、クロックスは転倒の危険があるので絶対にNGです。 - 頭上に注意
入り口や通路の途中、かなり天井が低い場所があります。しゃがんで進むシーンもあるので、頭をぶつけないように気をつけてくださいね。 - 大雨の日の翌日は行かないほうがよい
洞窟内に川が流れており先に進めません状態です!
実は日本第3位!関西屈指の巨大スケール!

関西のちょっとした避暑スポットかと思いきや、実はこの河内風穴、日本の鍾乳洞の「総延長(長さ)」ランキングで堂々の第3位にランクインする、全国屈指の巨大洞窟なんです!
日本のトップ5を並べてみると、そのすごさがよく分かります。
| 順位 | 鍾乳洞名(所在地) | 総延長(長さ) | 特徴・観光ルートの長さ |
|---|---|---|---|
| 1位 | 安家洞(岩手県) | 約23,700m | 日本一の長さを誇る巨大迷宮(公開は約500m) |
| 2位 | 秋芳洞(山口県) | 約11,200m | 日本最大級の観光鍾乳洞。特別天然記念物 |
| 3位 | 河内風穴(滋賀県) | 約10,020m | 関西唯一のトップクラス巨大鍾乳洞(公開は約200m) |
| 4位 | 球泉洞(熊本県) | 約4,800m | 独自の生態系を持つ九州最大の鍾乳洞 |
| 5位 | 龍泉洞(岩手県) | 約4,088m以上 | 日本三大鍾乳洞。深い地底湖ブルーが有名 |
私たちが歩ける観光ルートは最初の200メートルほどですが、その奥にはなんと10キロメートル以上もの未知の世界が広がっています。

迷宮すぎる「犬の伝説」!吸い込まれた4匹の犬はいったいどこへ消えた?
河内風穴には、古くからある不思議な「犬の迷い込み伝説」が残されています。
それは、「かつて洞窟に4匹の犬を放ってみたところ、鈴鹿山脈をくぐり抜けて遥か遠くの別の場所から出てきた」というもの。
冷気が漂う暗闇の奥に、本当にどこかへ繋がる秘密のルートがあるのでは……?とロマンを掻き立てられるお話ですが、実は調べてみると資料によって行き先がバラバラでツッコミどころ満載なのです。
ここで、それぞれの説を比較してみましょう。
パンフレット(チケット)によると、「4匹の犬は鈴鹿山脈をそっくりくぐり抜け、なんと三重県伊勢市(伊勢神宮のあるエリア)に出てきた」とされています。距離にしておよそ100km。さすがに遠すぎでは……!?
「地元の猟師が犬4頭を放ったところ、1頭は命を落としたものの、残りの3頭は鈴鹿山脈の東側にある三重県員弁郡篠立村(現在のいなべ市藤原町)の「篠立風穴(しのだちのかざあな)」に現れた」という伝説です。
距離的には伊勢市より現実味がありますが、近年の調査で河内風穴は「南側」に伸びていることが分かっており、南東側にある藤原町とは方向がやや違うという地理的矛盾を抱えています。
江戸時代の書物『江佐三郡録』や『淡海温故録』を開くと、当時は約1kmほど先は誰も進めない未知の領域だったと記されています。そしてなんと**「越前(福井県)に抜けている」**という言い伝えがあったそうです。伊勢とは完全に逆方向、北に向かってしまっています!
結論:歴史のロマンが生んだ「底知れぬ深さ」の証明
南に伸びる洞窟なのに、東のいなべ市、南の伊勢市、北の福井県……と、あらゆる方向に繋がっているとされる河内風穴。おそらく、周辺にある別の鍾乳洞(多賀神社の東方にある佐目村の洞窟など)の逸話が混ざり合ったり、尾ひれがついたりして現代に伝わったのでしょう。
しかし裏を返せば、それだけ古くから人々にとって「この先はどこまで続いているか分からない、底知れぬ異世界」として恐れられ、畏敬の念を持たれていた証拠だと言えます。
みなさんも洞窟の奥を眺めるときは、かつて鈴鹿山脈の向こう側を目指して消えていった犬たちの姿に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
マロン
古来から日本では山々の奥深くに別の世界に繋がっているといったおとぎ話があります。黄泉比良坂や根の国、地獄の入り口、桃源郷などなど。海の彼方はニライカナイでしたっけ。
立ち入り禁止のその先へ!大学・専門家が挑む「総延長10,000m」の未開の地
観光ルートとして私たちが歩けるのは、入り口から約200mほどの「大広間」と呼ばれるエリアまで。しかし、河内風穴の本当の凄さは「一般人は立ち入り禁止」と書かれたゲートの向こう側にあります。
実はこの洞窟、日本ケイビング協会や日本洞窟学会、さらには大阪市立大学(当時)探検部などの多くの専門家や大学が、長年にわたって命がけの探検・調査を続けている場所なのです。
2001年から始まった大規模調査**「イザナギプロジェクト」などの尽力により、かつて3,323mとされていた総延長は、現在ではなんと10,020m以上であることが判明!関西最長、日本でも4番目に長い超巨大鍾乳洞であることが分かってきました。そして今もなお、その全貌は解明されていません。
マロン
ちなみに、今回夏休みに訪問しましたが、夏を過ぎると梯子の先まで一部開放されるそうです。理由は子供が多い夏休みは事故の危険があるからだそうです。
息をのむ美しさ……最深部に眠る「青の水路」と幻の地底湖

過酷な調査によって明らかになった非公開エリアには、飛行機の格納庫に匹敵する大ホールや、ボートでしか進めないほどの大水流が存在します。
なかでも人々を魅了してやまないのが、「青の水路」と呼ばれる地下水脈と、その最深部に広がる水深10m以上の神秘的な地底湖です。
光の届かない漆黒の闇の中、ライトに照らされた水面は、どこまでも透明で吸い込まれそうなほど美しい青色に輝いています。イタリアの「青の洞窟」の地底版とも言える、まさに地球の神秘がそのまま残された異世界です。
必見!地底の素顔がわかるサンプル映像
「そんな絶景、一般人は見られないの?」とガッカリした方に朗報です!
過酷な環境ゆえに撮影が非常に困難とされてきた河内風穴の最深部ですが、専門家の協力のもと、史上初めてハイビジョンカメラでその素顔を捉えたドキュメンタリー映像(DVD『神秘の鍾乳洞 河内の風穴』など)が存在します。
YouTubeなどでも、調査隊の活動や美しい地底湖の様子を収めたサンプル動画が公開されています。
「青の水路」
「地底河川」
「地底湖調査」
「鐘の鳴池」
私たちが立っている足元のさらに深くには、専門家たちを魅了し続けるこんなにも美しく壮大な世界が広がっている――そう思うだけで、洞窟内の12℃の冷気がさらにロマンチックに感じられますよね!
おわりに
風穴を出ると、一気に夏の熱気が包み込んできますが、冷え切った体にはその暑さすら心地よく感じられます。
受付にあった芸能人の皆さんの写真や、全国3位のスケール、そして三重県まで繋がっているという犬の伝説の通り、まさに「過酷な夏を忘れさせてくれる、神秘に満ちた大冒険スポット」でした。
滋賀の隠れた大人気スポット「河内風穴」。
この夏、最高の涼しさと非日常の冒険感を味わいたい方は、ぜひ上着とスニーカーを持って出かけてみてください!
【スポット情報】
- 名称:河内風穴(かわちのかざあな)
- 住所:滋賀県犬上郡多賀町河内
- 夏期(4月~10月): 9:00~18:00(受付終了 17:00)
冬期(11月~3月): 10:00~17:00(受付終了 16:00) - 定休日: 大雨・積雪時
- 入場料:大人 500円 / 小人(5歳〜小学生)300円
- 駐車場:あり(500円)


車で20分の所に有名な「多賀大社」がありますので、お時間があればお立ち寄り下さいね!


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